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    9月29日
    FC東京 U-15 深川 臨時スプリントコーチ


    MC2 中西慧太が、FC東京 U-15 深川の選手を対象にスプリントの指導をしています。
    以下、本人のコメントです。   

    運と縁をフルに活用し、このようなチャンスをいただきました。ありがとうございます。

    週に一度、各学年20分という限られた時間の中、分習法と全習法をおよそ10分ずつおこなう形でコーチングしています。中学生対象ということもあり、楽しく動きながら、与えた課題をこなしてもらうことで勝手に狙った動作ができてしまうような指導を(目指)しています。最初のうちは、大きなポイントのみを説明するのみでしたが、選手の皆さんの意識・学習レベルが想像以上に高かったため、最近では細かい説明も織り交ぜています。そういった状況の中で、一回ごとに動作を改善してくる選手の姿を見て、感動させられています。また、どうしたらさらなる改善が見込めるのか、非常に勉強になっています。

    陸上競技コーチングの価値を高めていくには、陸上競技の成績を伸ばすお手伝いをすることはもちろんのこと、他分野の人に対して「速く走る・遠く、高くへ跳ぶ・遠くへ物を投げる」という人間の基礎的な運動能力を高めることがいかに素晴らしいことかを理解してもらう必要があると考えています。その上で、他スポーツの競技成績向上につなげていくべきだと思います。ちなみに今回の企画は、ボランティアではなく、対価としてお金をいただいています。いやらしい話ではなく、これも一つ、他分野の方が、「スプリント能力を高める」ことに対する価値を理解していただいている証だと考えています。

    こうしたコラボレーションが、他の研究室と地域・スポーツクラブで起こってほしい。陸上競技の価値を高める方法は、陸上競技の外の世界にも存在することを知ってほしい。そんな願いを込めて、HPに活動報告として掲載することを決めました。

    ただし一つ注意が必要で、陸上競技経験者であれば、未経験者に比べ、速く走れたり高く遠くへ跳んだり投げられたりすることが多く、それっぽく見せてしまう方もいるかと思います。学びのないままに、いわゆるエビデンスベースではないコーチングがなされてしまう危険性は高いと思います。指導する側はそんなことあってはいけないですし、指導を受ける側は注意が必要でしょう。スプリント・ジャンプコーチは、SNS上で散見されますが、まだまだ未開発なところではないでしょうか。良いスプリント・ジャンプ・スローコーチがたくさん生まれることを願っています。

    一丁前なことを言っていますが、まだまだ未熟者です。こうした活動を通して、自身の競技やコーチング能力向上につなげられるよう、頑張っていきます。